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サステナクラフト | 2022年度NEDO「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」への採択が決定

サステナクラフト | 2022年度NEDO「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」への採択が決定
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透明性の高い森林評価技術で自然保全への健全な資金循環を生み出す、株式会社sustainacraft(本社:東京都千代田区、代表取締役:末次 浩詩、以下「sustainacraft(サステナクラフト)」)はこの度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の、2022年度「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」(以下「本事業」)に採択され、約2億円を上限とした助成を受けることが決定しました。この資金を活用し、技術開発・事業化に向けて一層の加速をしていく所存です。

■助成金を活用した研究開発の内容 NEDOからの支援のもと、以下のテーマについて研究開発を推進します。 ・樹種が多様で複雑な階層構造を持つ熱帯雨林を対象とした地上部バイオマス推定 ・地球観測データと時空間モデルを融合した地上の生物多様性推定 ・新規政策導入などのプロジェクト外の影響分析やプロジェクトによる負の外部性の評価など頑健なプロジェクト評価手法の開発

■背景 森林由来のカーボンクレジットは、供給量が大きいことから注目を集めています。一方で、実際に森林プロジェクトによる二酸化炭素吸収量ないし排出削減量より遥かに大きいクレジットが創出されている場合があることが指摘されており、このようなクレジットはジャンクカーボンクレジットとして批判されています。これは、森林のモニタリングが、実地調査やドローンなどによる従来調査では高コストであること、カーボンクレジット特有の森林排出参照レベルと呼ばれる、プロジェクトがなかった場合を想定した参照レベルの設定の難しさなどに起因しています。 森林の中でも炭素蓄積量の大きい熱帯雨林は、樹種が多様で複雑な階層構造を持つため、バイオマス量(=炭素蓄積量)の推定が困難です。また、近年は、カーボンプロジェクトに対して、生物多様性など炭素貯留以外の観点も重要視されています。これらの点を踏まえ、サステナクラフトは、自然保全への健全な資金循環を生み出すための研究開発を行ってまいります。

■本事業について
本事業「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」は、エネルギー・環境分野をはじめとする、社会課題を解決するための具体的な事業計画があり、持続可能な社会の創出に資するスタートアップの事業化の支援を目的としたものです。 NEDOのプレスリリース:https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100339.html

■ サステナクラフトについて 当社は、衛星リモートセンシング技術を用いた安価で広範囲な自然資源の炭素蓄積量モニタリングと、因果推論技術をベースにしたカーボンクレジット特有で複雑な参照レベルやリーケージの評価という2つのソリューション提供を通して、自然保全への健全な資金循環を生み出すことを目指して活動しています。現在、中南米や東南アジアを中心に、環境保全を行っている複数のNGOや事業会社と連携して、当該炭素蓄積量モニタリング技術の社会実装を推進しています。

●会社概要 社名:株式会社sustainacraft(サステナクラフト) 創業年月日:2021年10月1日 代表取締役:末次浩詩 所在地:東京都千代田区平河町1丁目6番15号USビル8階 ウェブサイト:https://sustainacraft.com/ja